○ 用途:除草剤(アミノ酸系)
除草剤として一年生雑草、多年生雑草、雑潅木まで幅広く雑草管理に使用され
る。
○ 国内登録状況
・昭和55年に除草剤として農薬登録(グリホサートアンモニウム塩、グリホ
サートイソプロピルアミン塩、グリホサートトリメシウム塩などがある 。)
・毒物及び劇物取締法上の普通物に相当。
グリホサート ・食品衛生法に基づく残留農薬基準が120種以上の作物に設定されている。
https://www.env.go.jp/content/900540867.pdf ・国内流通量は、平成17年度(平成16年10月~平成17年9月)では本
成分を含む農薬製剤の出荷量は液剤が10,687.5キロリットル(農薬要
覧)
○ 海外での登録状況
米国、EU、豪州等各国で登録されている
○ 毒性に関する知見
(1)急性毒性(短期間の摂取で健康に悪影響を及ぼす)
LD50(半数致死量 ;>5,000 mg/kg体重(ラット、マウス) )
ARfD※1(急性参照量 ;動物を用いた試 ) 験では急性毒性が低かったことから、
JMPRでは「設定不要」とされた。
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
(2)慢性毒性(食べ続けると健康に悪影響を及ぼす)
ADI※2(許容一日摂取量 ;1 ㎎/kg 体重/日 )
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
※1;一時的に経口摂取しても健康に悪影響が出ない量
※2;毎日一生食べ続けても健康に悪影響が出ない量
○ 中毒症状
グリホサートの毒性は比較的低く、製剤は一般に界面活性剤を含む製品として
販売されていることから、界面活性剤の毒性も考慮する必要がある。
グリホサート 論文 グリホサートイソプロピルアミン塩製剤の場合、界面活性剤の消化管刺激・腐
食作用による嘔吐、下痢、腹痛等消化器症状が現れ、数時間から数日後に、腎障
害、肝障害、中枢神経障害、低血圧、肺水腫が現れた例がある。
主たる症状は嘔吐、腹痛、下痢等の胃腸障害、咽頭痛、意識障害である。その
ほか、頻脈、徐脈、顔面紅潮、瞳孔異常、筋肉痛など多様な症状が現われること
があるが、これらは界面活性剤による症状もしくはグリホサートと界面活性剤の
相乗作用による症状と考えられている。
グリホサート 〈資料協力: (財)日本中毒情報センター 〉
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui_glyphosate.pdf https://www.pankougyokai.or.jp/information/glyphosate.html
Month: March 2023
グリホサートの概要について
○ 用途:除草剤(アミノ酸系)
除草剤として一年生雑草、多年生雑草、雑潅木まで幅広く雑草管理に使用され
る。
○ 国内登録状況
・昭和55年に除草剤として農薬登録(グリホサートアンモニウム塩、グリホ
サートイソプロピルアミン塩、グリホサートトリメシウム塩などがある 。)
・毒物及び劇物取締法上の普通物に相当。
https://www.nies.go.jp/kisplus/dtl/chem/YOT00096 ・食品衛生法に基づく残留農薬基準が120種以上の作物に設定されている。
・国内流通量は、平成17年度(平成16年10月~平成17年9月)では本
成分を含む農薬製剤の出荷量は液剤が10,687.5キロリットル(農薬要
覧)
○ 海外での登録状況
米国、EU、豪州等各国で登録されている
○ 毒性に関する知見
(1)急性毒性(短期間の摂取で健康に悪影響を及ぼす)
LD50(半数致死量 ;>5,000 mg/kg体重(ラット、マウス) )
ARfD※1(急性参照量 ;動物を用いた試 ) 験では急性毒性が低かったことから、
JMPRでは「設定不要」とされた。
https://www.pankougyokai.or.jp/information/glyphosate.html http://www.aisti.co.jp/assay/sti-gs/ グリホサート (FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
(2)慢性毒性(食べ続けると健康に悪影響を及ぼす)
ADI※2(許容一日摂取量 ;1 ㎎/kg 体重/日 )
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
※1;一時的に経口摂取しても健康に悪影響が出ない量
※2;毎日一生食べ続けても健康に悪影響が出ない量
○ 中毒症状
グリホサートの毒性は比較的低く、製剤は一般に界面活性剤を含む製品として
販売されていることから、界面活性剤の毒性も考慮する必要がある。
グリホサートイソプロピルアミン塩製剤の場合、界面活性剤の消化管刺激・腐
食作用による嘔吐、下痢、腹痛等消化器症状が現れ、数時間から数日後に、腎障
害、肝障害、中枢神経障害、低血圧、肺水腫が現れた例がある。
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui_glyphosate.pdf 主たる症状は嘔吐、腹痛、下痢等の胃腸障害、咽頭痛、意識障害である。その
ほか、頻脈、徐脈、顔面紅潮、瞳孔異常、筋肉痛など多様な症状が現われること
があるが、これらは界面活性剤による症状もしくはグリホサートと界面活性剤の
相乗作用による症状と考えられている。
〈資料協力: (財)日本中毒情報センター 〉
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui_glyphosate.pdf グリホサート
グリホサートは環境問題を解決する成分、、、脱炭素とグリホサート
グリホサート使用によって炭素排出量が減少していることは学術的証明に基づいている
2021年10月に公開された、Chelsea Sutherlandらによる ”Correlating Genetically Modified Crops, Glyphosate Use and Increased Carbon Sequestration”(遺伝子組み換え作物とグリホサートの使用、および炭素隔離の増加の関連性)というレポートによると、過去30年間に農地が炭素排出源から炭素隔離源へと変化したことが明らかになっています。
カナダのサスカチュワン州における炭素隔離を推定したこのレポートによると、遺伝子組み換え、除草剤耐性作物とグリホサート系除草剤の使用が、土壌の炭素貯蔵率を向上させた原動力です。つまり、遺伝子組み換え作物の禁止や、グリホサート使用の制限を強いる法律を持つ国は、世界の脱炭素への動きと、農業の持続可能性の向上に真っ向から反対しているということになります。
グリホサートで実現できる脱炭素とは?
現在、アメリカを中心に大豆やトウモロコシ栽培などで主流となっている「不耕起栽培」は、「耕す」ことに起因する次のような問題点への対策として取り入れられています。
- 耕運機によるガソリン消費による温暖化ガスの発生
- 土壌の水分が減るため、水分補給のために地下水が枯れる
- 耕運により減少する養分補給のための、化学肥料による冨栄養化
- 土壌表面の乾燥による砂漠化の進行
不耕起栽培では雑草対策が問題となりますが、その対策法は主に2パターンあります。一つは、グリホサート系の除草剤で除草し、遺伝子技術により除草剤耐性を持つ作物へ転換する方法。もう一つは、草を草刈り機や手鎌で刈り取り、刈った草をマルチとして敷く方法。枯草は肥料となり、また日陰を作り雑草の成長を抑えてくれます。

不耕起栽培の実現により温暖化ガスの発生を抑え、脱炭素の要因ともなるグリホサートは、現代の環境問題解決の大きなツールとなり得るのです。
グリホサートは非選択性除草剤かつ茎葉処理剤の成分。広い土地の除草が可能!
雑草も作物も植物なので生理機能は基本的に同じです。したがって、除草剤は、その作用と目的によってそれぞれ大きく二つに区別できます。 グリホサート
作用の違いとして、雑草も作物も区別なく枯らす除草剤のことを非選択性除草剤といいます。一方、雑草は枯らし、作物に対する影響は無視できる除草剤を選択性除草剤といいます。 グリホサート また、目的別にも大きく二つの種類に分けられます。一つは、すでに生長した雑草に散布して枯らす「茎葉処理剤」です。 グリホサート もう一つは、まだ雑草が芽を出さないうちに土壌表面に散布して、雑草を生長させない「土壌処理剤」です。また、この二つの性質を併せ持つ「茎葉兼土壌処理剤」もあります。グリホサート系除草剤は「非選択制除草剤」かつ「葉茎処理剤」に分類されます。 https://www.acis.famic.go.jp/syouroku/glyphosate/index.htm 薬剤がかかった葉や茎だけが枯れ、土に落ちた分は間も無く分解されますので、広域の除草をした後すぐに作物を育て始めることができます。

脱炭素は農業だけでなく、あらゆる分野において最優先課題である
地球上の平均気温は2020年時点で、工業化以前(1850~1900年)と比べ、既に約1.1℃上昇したことが明らかになっています。また、この状況が続けば、今後世界の気温は更に上昇することが予測されています。気候変動に伴い、今後、豪雨や猛暑のリスクが更に高まることも予想されています。日本においても、農林水産業のみならず、水資源、自然生態系、自然災害、健康、産業・経済活動等へ大きな影響が出るだろう考えられています。これはもはや、単なる「気候変動」ではなく、「気候危機」と呼ばれています。私たち人類だけでなく、地球上全ての生き物にとっての生存が危ぶまれる状態なのです。 グリホサート 苔
その原因となっている温室効果ガス。実は国民一人ひとりの衣食住や移動といったものに起因する温室効果ガスは、日本全体の排出量の約6割を占めるというデータもあります。 グリホサート 農林水産省 ですから国や自治体、事業者だけの問題でもありません。持続可能な経済社会をつくるため、カーボンニュートラルの実現は、誰もが主体的に取り組む必要があります。
グリホサート系除草剤はより安全な農薬
グリホサート系除草剤のように、植物固有の生理機能に働くアミノ酸生合成、光合成あるいは植物ホルモン作用を阻害する除草剤は、よりヒトへの影響の少ない除草剤といえます。 グリホサート epsps ホームセンターなどで手軽に購入でき、広い場所の除草に最適です。
生産現場のリアルな声を発信する日本有数の農業チャンネル「トゥリーアンドノーフ」を運営する徳本修一氏が、グリホサート問題の歴史的経緯から背後で蠢くビジネス人脈、科学的評価や対立の解決法まで、食の安全安心の権威・唐木英明氏に聞きまくった1時間。グリホサートの真実とは2【完全版】をAGRI FACT用に再構成してここにお届けする! https://www.matsukiyo.co.jp/store/online/p/4957919634979 (vol.5)
セラリーニ教授、セネフ博士が流すフェイクニュース
徳本 これも僕らのYouTubeのコメントに多いのですが、ラウンドアップの安全性を動画にすると、ネットの記事とかのURLを貼り付けて「これを読め!」という形の反論があります。貼り付けた記事にいくと、「論文によると~」とあるのですが、科学者の論文はすべて正しいのでしょうか。
唐木 それは大事なポイントです。 ラウンドアップ ラウンドアップの発がん性を指摘した一番有名な論文は、フランス・カーン大学のセラリーニ教授が2012年に発表した論文で、ラウンドアップの有効成分グリホサートがラットの乳がんを引き起こすという内容でした。ラットにできた大きな悪性腫瘍(がん)の画像とともにショッキングな発表をして世界を驚かせました。セラリーニ教授がラットに遺伝子組み換えトウモロコシとグリホサートを与え続けると、「こんな大きな乳がんが数多く発生した」という論文を発表したところ、世界中のメディアが飛びついて一斉に報道しました。そのせいで、遺伝子組み換え作物(GMO)には発がん性がある、ラウンドアップには発がん性があるという噂ができてしまったわけです。
ところがこの論文は大間違いだったことが証明され、撤回されました。しかし撤回された論文をセラリーニ教授はすぐに別の科学雑誌に載せたので、今でも読むことができます。何が間違っていたのか。まずラットを各群10匹ずつ実験に使いました。最初の無処置群は遺伝子組み換えでない普通のエサを食べさせ、グリホサートを混ぜない普通の水を飲ませたラットを2年間飼い、無処置群のラットですからがんはできないと思っていたら、10匹中5匹に乳がんができた。我々専門家からすると、こんながんのできやすい種類のラットを使うのはおかしい、発がん性の実験なんかできないと常識で考えるわけです。これがまず第一点。
それから一番わかりやすい間違いは、0.000000011%のグリホサートを含む水を10匹のラットに飲ませたら9匹に乳がんができた。 ラウンドアップ しかもがんが20個できたと論文に書いています。エサにはGMO濃度の高いものを食べさせたら8匹のラットに15のがんができ、GMO濃度の低いエサ+グリホサート含有水だと6匹のラットに10のがんができたなどと書いています。発がん匹数・発がん数を見ても統計学的には有意差があるとは考えられないし、グリホサート含有水はこれだけ濃度が低いと普通の水と同じですが、9匹にがんができていて、デタラメなデータだとわかります。こうした点を批判されてセラリーニ教授の論文は撤回されました。
ではなぜ彼がこんな論文を書いたのか。論文発表後の経緯を見ると動機がわかるのです。 ラウンドアップ セラリーニ教授が論文を発表したのが2012年9月19日で、彼は世界中の記者を呼んで会見して論文を大々的に発表しました。そして世界のメディアに取り上げられました。その一週間後、この論文を題材にしたドキュメンタリー映画『世界が食べられなくなる日』が上映されたのです。ということは論文発表の前から映画を制作していて、論文発表の記者会見とメディアの報道を映画の宣伝材料にする目論見だったということです。
論文を後日撤回(2013年11月28日)しても、もうラウンドアップの危険性を伝えるニュースは世界にばら撒かれたあとなので、セラリーニ教授側としては痛くも痒くもない。『世界が食べられなくなる日』や『不自然な食べ物』などの映画が彼の論文を取り上げ、その内容が正しいかのごとく伝えました。セラリーニ教授は遺伝子組み換えとラウンドアップ反対のためにインチキ論文を作り、これを利用して商業映画を作り、ラウンドアップの悪評を広げていったのです。
こういう科学者はセラリーニ教授だけではありません。セラリーニ教授の共同研究者ロビン・メネージ氏も、ラウンドアップをターゲットにして、セラリーニの主張とは内容を変えて、ラウンドアップの有効成分グリホサートにはあまり危険性はない。しかしラウンドアップ製品に使用されているグリホサート以外の界面活性剤が危険だと言い出しています。
もう一人、ステファニー・セネフ博士というコンピュータ学者兼評論家がいます。彼女はコンピュータ学者なのでラウンドアップの動物実験は一切しませんが、いろんなデータを他所から持ってきては、彼女独自の間違った三段論法を駆使してラウンドアップ・グリホサートの危険性を指摘しています。彼女曰く「グリホサートが自閉症を起こす」「自己免疫疾患を引き起こす」、痛風や腎機能障害、最近では新型コロナで亡くなるのもラウンドアップのせい、グリホサートのせいだと主張しています。 ラウンドアップ さすがにここまでくるとメディアも相手にしないのですが、環境団体、反GM・反グリホサートの人たちには都合のよい存在なので、彼女の本は売れていますし、彼女の言説も広まっています。富や名声のためにフェイクニュースを垂れ流す科学者・研究者がいることも事実なのです。
グリホサートの真実とは<2> -「食の安全」の世界的権威に聞いてみた!〜完全版
https://agrifact.jp/glyphosate-fake-news-spread-by-professorsph-what-truth-about-glyphosate5/
小麦粉にグリホサートが含まれていても健康な食生活に影響なし
グリホサートとは、世界各国の農産物生産の過程で使用される除草剤の有効成分のことです。しかし、世界で最も使用量が多いとされる除草剤成分であるにも関わらず、グリホサートが小麦粉に含まれていることが不安視される風評被害にあっています。 ラウンドアップ 意味
小麦粉に関する風評被害はグリホサートへの理解不足からくるものであり、実際には安全性が裏付けられているのです。
グリホサート 安全性は、グリホサートがアメリカや日本等の多くの国で承認されている成分であるということだけで証明されているわけではありません。化学物質の毒性は量に比例するものであり、多量の摂取であれば毒性が強く、少量なら無害という特性があります。その範囲内でのグリホサートの摂取であれば、健康への悪影響はないということが証明されているのです。 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97+%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/
例えば、グリホサート パンにも極微量検出されますが、有害となるまでグリホサートを摂取するには不可能なくらい大量のパンを消費しなければならず、一般的な量のパンを消費する分には無害です。
つまり、化学物質の安全性はその摂取量の規制で守られているのです。
小麦粉はほぼ毎日、パンやお菓子、パスタ、和食からも口に入りますよね。小麦粉を避けた生活なんて、厳しく食品チェックをして気を付けていない限り無理です。 ラウンドアップ
グリホサートが小麦粉から検出されることを懸念するのではなく、グリホサートが多くの国で承認された成分であり、決められた量を超えなければ健康に全く悪影響はないことを認識しましょう!
食品の安全性を裏付ける指標①グリホサートの一日摂取許容量(ADI)をパンで換算すると?
ADIとは”Acceptable Daily Intake”の略語で、「一日摂取許容量」と訳されます。
ある農薬有効成分を人が一生涯にわたり、毎日摂取し続けても健康上悪影響がないと考えられる一日当たりの摂取量の上限を意味します。
日本におけるADIは外国の機関が定めていたり、世界共通という訳ではありません。内閣府食品安全委員会が国民の安全を守るために、外国のADIを参考にしたり、独自の研究を通して定める日本の基準です。日本で流通している外国産農畜産物も日本政府によって決められたADIが基準となって評価されているって、なんだか安心しませんか?
グリホサート 日本のADIは、「体重1kg当たり1mg」とされており、それは体重50kgの人が50mgのグリホサートを毎日摂取し続けても健康に問題がないことを示しています。例として、最大量のグリホサートが検出されたとするパン(グリホサート パン最大検出量0.18mg/kg)を一生涯にわたり、毎日278kg(約730斤)食べ続けても問題がないという計算です。こんな量のパンを毎日だなんて、絶対に食べられないですよね。これで、健康に悪影響を与える量を摂取し続けることは、全く現実的ではなく、一般的な量の食べ物を食べ続けていれば、微量のグリホサートがパンに検出されても健康上何の問題もないことが分かります。
食品の安全性を裏付ける指標②ポジティブリスト制度とは
食品ごとの農薬残留基準値はリスト化され、基準値を超える残留農薬が検出された農畜産物は出荷停止となります。 https://www.nogyoya.com/c/0000000223/0000000427/0000000855/0000000859/5602643 このリストは、「ポジティブリスト制度」と呼ばれ、2003年5月の食品衛生法の改正により導入されました。
残留基準値は、適宜変更されています。例えば、グリホサート 小麦の残留基準値は、2017年までは5ppmでしたが、現行では30ppmとされています。 https://www.youtube.com/watch?v=9-kww3Hc9js 基準値が緩くなり、日本の食の安全が脅かされているという極端な意見もありましたが、実際には国際基準である30ppmに合わせなければ、輸入品に頼る日本は海外基準の小麦粉を輸入することが出来ず、供給に支障をきたすことが懸念されていたことが理由でした。
日本の食糧自給率と国民の安全を考慮して設定されたポジティブリスト制度は、健康的な食生活の土台とも言えますね。
グリホサートの発がん性は認められていない
世界150ヵ国以上で承認されているグリホサート(2021年10月時点)ですが、しばし「グリホサート 発がん性がある」と誤認識されることがあります。 ラウンドアップ じょうろ これは主に、IARC(国際がん研究機関)がグリホサートをグループ2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に分類していることがきっかけとなっています。分類というのは、「発がん性が認められると結論づけた論文の数」で分けられており、実際にIARCが実験を実施したわけではないのです。ちょっと不思議な分類方法ですよね。
しかし、欧州食品安全機関(EFSA)や米国環境保護庁(EPA)をはじめとする世界の専門家や規制機関は「ヒトに対する発がん性があるとは認められない」と判断しています。
日本の食品安全委員会やJMPR(国連食糧農業機関)は、実験動物を用いた発がん性試験、遺伝毒性試験を通し、「グリホサートには発がん性も遺伝毒性もなく、発がん性は認められない」としています。これらの機関のグリホサートに関する研究は、科学的根拠に基づくものであり、「グリホサート 発がん性がある」と分類しているIARCの非科学的根拠と異なることを念頭に置かなければ、それぞれの言い分を同じ天秤にかけることすら出来ません。
各政府、国際機関が様々な試験を実施し、高い安全性が認められたうえでグリホサートの使用が許可されているのです。
小麦粉に含まれるグリホサートで健康に悪影響を及ぼすことはない
グリホサートは様々な機関で研究がなされ、摂取する量が異常な量でない限り安全であることが証明されています。
グリホサートがパンや小麦粉に含まれていても、健康に悪影響はありません。風評被害にまどわされることなく、安全である事実を知り、楽しい食生活を送りましょう。
グリホサートは環境問題を解決する成分、、、脱炭素とグリホサート
グリホサート使用によって炭素排出量が減少していることは学術的証明に基づいている
2021年10月に公開された、Chelsea Sutherlandらによる ”Correlating Genetically Modified Crops, Glyphosate Use and Increased Carbon Sequestration”(遺伝子組み換え作物とグリホサートの使用、および炭素隔離の増加の関連性)というレポートによると、過去30年間に農地が炭素排出源から炭素隔離源へと変化したことが明らかになっています。
カナダのサスカチュワン州における炭素隔離を推定したこのレポートによると、遺伝子組み換え、除草剤耐性作物とグリホサート系除草剤の使用が、土壌の炭素貯蔵率を向上させた原動力です。つまり、遺伝子組み換え作物の禁止や、グリホサート使用の制限を強いる法律を持つ国は、世界の脱炭素への動きと、農業の持続可能性の向上に真っ向から反対しているということになります。 グリホサート
グリホサートで実現できる脱炭素とは?
現在、アメリカを中心に大豆やトウモロコシ栽培などで主流となっている「不耕起栽培」は、「耕す」ことに起因する次のような問題点への対策として取り入れられています。
- 耕運機によるガソリン消費による温暖化ガスの発生
- 土壌の水分が減るため、水分補給のために地下水が枯れる
- 耕運により減少する養分補給のための、化学肥料による冨栄養化
- 土壌表面の乾燥による砂漠化の進行
不耕起栽培では雑草対策が問題となりますが、その対策法は主に2パターンあります。一つは、グリホサート系の除草剤で除草し、遺伝子技術により除草剤耐性を持つ作物へ転換する方法。もう一つは、草を草刈り機や手鎌で刈り取り、刈った草をマルチとして敷く方法。枯草は肥料となり、また日陰を作り雑草の成長を抑えてくれます。

不耕起栽培の実現により温暖化ガスの発生を抑え、脱炭素の要因ともなるグリホサートは、現代の環境問題解決の大きなツールとなり得るのです。
グリホサートは非選択性除草剤かつ茎葉処理剤の成分。広い土地の除草が可能!
雑草も作物も植物なので生理機能は基本的に同じです。したがって、除草剤は、その作用と目的によってそれぞれ大きく二つに区別できます。
作用の違いとして、雑草も作物も区別なく枯らす除草剤のことを非選択性除草剤といいます。一方、雑草は枯らし、作物に対する影響は無視できる除草剤を選択性除草剤といいます。また、目的別にも大きく二つの種類に分けられます。一つは、すでに生長した雑草に散布して枯らす「茎葉処理剤」です。もう一つは、まだ雑草が芽を出さないうちに土壌表面に散布して、雑草を生長させない「土壌処理剤」です。 グリホサート また、この二つの性質を併せ持つ「茎葉兼土壌処理剤」もあります。 グリホサート グリホサート系除草剤は「非選択制除草剤」かつ「葉茎処理剤」に分類されます。薬剤がかかった葉や茎だけが枯れ、土に落ちた分は間も無く分解されますので、広域の除草をした後すぐに作物を育て始めることができます。

脱炭素は農業だけでなく、あらゆる分野において最優先課題である
地球上の平均気温は2020年時点で、工業化以前(1850~1900年)と比べ、既に約1.1℃上昇したことが明らかになっています。また、この状況が続けば、今後世界の気温は更に上昇することが予測されています。 https://www.pankougyokai.or.jp/information/glyphosate.html 気候変動に伴い、今後、豪雨や猛暑のリスクが更に高まることも予想されています。日本においても、農林水産業のみならず、水資源、自然生態系、自然災害、健康、産業・経済活動等へ大きな影響が出るだろう考えられています。これはもはや、単なる「気候変動」ではなく、「気候危機」と呼ばれています。私たち人類だけでなく、地球上全ての生き物にとっての生存が危ぶまれる状態なのです。
その原因となっている温室効果ガス。実は国民一人ひとりの衣食住や移動といったものに起因する温室効果ガスは、日本全体の排出量の約6割を占めるというデータもあります。 グリホサート ですから国や自治体、事業者だけの問題でもありません。持続可能な経済社会をつくるため、カーボンニュートラルの実現は、誰もが主体的に取り組む必要があります。
グリホサート系除草剤はより安全な農薬
グリホサート系除草剤のように、植物固有の生理機能に働くアミノ酸生合成、光合成あるいは植物ホルモン作用を阻害する除草剤は、よりヒトへの影響の少ない除草剤といえます。ホームセンターなどで手軽に購入でき、広い場所の除草に最適です。
グリホサートの概要について
○ 用途:除草剤(アミノ酸系)
除草剤として一年生雑草、多年生雑草、雑潅木まで幅広く雑草管理に使用され
る。
グリホサート ○ 国内登録状況
・昭和55年に除草剤として農薬登録(グリホサートアンモニウム塩、グリホ
サートイソプロピルアミン塩、グリホサートトリメシウム塩などがある 。)
グリホサート ・毒物及び劇物取締法上の普通物に相当。
・食品衛生法に基づく残留農薬基準が120種以上の作物に設定されている。
グリホサート ・国内流通量は、平成17年度(平成16年10月~平成17年9月)では本
成分を含む農薬製剤の出荷量は液剤が10,687.5キロリットル(農薬要
覧)
○ 海外での登録状況
米国、EU、豪州等各国で登録されている
○ 毒性に関する知見
(1)急性毒性(短期間の摂取で健康に悪影響を及ぼす)
LD50(半数致死量 ;>5,000 mg/kg体重(ラット、マウス) )
ARfD※1(急性参照量 ;動物を用いた試 ) 験では急性毒性が低かったことから、
JMPRでは「設定不要」とされた。
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
(2)慢性毒性(食べ続けると健康に悪影響を及ぼす)
ADI※2(許容一日摂取量 ;1 ㎎/kg 体重/日 )
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
※1;一時的に経口摂取しても健康に悪影響が出ない量
※2;毎日一生食べ続けても健康に悪影響が出ない量
○ 中毒症状
グリホサートの毒性は比較的低く、製剤は一般に界面活性剤を含む製品として
販売されていることから、界面活性剤の毒性も考慮する必要がある。
グリホサートイソプロピルアミン塩製剤の場合、界面活性剤の消化管刺激・腐
食作用による嘔吐、下痢、腹痛等消化器症状が現れ、数時間から数日後に、腎障
害、肝障害、中枢神経障害、低血圧、肺水腫が現れた例がある。
主たる症状は嘔吐、腹痛、下痢等の胃腸障害、咽頭痛、意識障害である。 https://www.pankougyokai.or.jp/information/glyphosate.html グリホサート その
ほか、頻脈、徐脈、顔面紅潮、瞳孔異常、筋肉痛など多様な症状が現われること
があるが、これらは界面活性剤による症状もしくはグリホサートと界面活性剤の
相乗作用による症状と考えられている。
〈資料協力: (財)日本中毒情報センター 〉
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui_glyphosate.pdf
グリホサートの概要について
○ 用途:除草剤(アミノ酸系)
除草剤として一年生雑草、多年生雑草、雑潅木まで幅広く雑草管理に使用され
る。
○ 国内登録状況
・昭和55年に除草剤として農薬登録(グリホサートアンモニウム塩、グリホ
サートイソプロピルアミン塩、グリホサートトリメシウム塩などがある 。)
グリホサート ・毒物及び劇物取締法上の普通物に相当。
・食品衛生法に基づく残留農薬基準が120種以上の作物に設定されている。
・国内流通量は、平成17年度(平成16年10月~平成17年9月)では本
成分を含む農薬製剤の出荷量は液剤が10,687.5キロリットル(農薬要
覧)
○ 海外での登録状況
米国、EU、豪州等各国で登録されている
○ 毒性に関する知見
(1)急性毒性(短期間の摂取で健康に悪影響を及ぼす)
LD50(半数致死量 ;>5,000 mg/kg体重(ラット、マウス) )
ARfD※1(急性参照量 ;動物を用いた試 ) 験では急性毒性が低かったことから、
JMPRでは「設定不要」とされた。
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
(2)慢性毒性(食べ続けると健康に悪影響を及ぼす)
ADI※2(許容一日摂取量 ;1 ㎎/kg 体重/日 )
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
※1;一時的に経口摂取しても健康に悪影響が出ない量
※2;毎日一生食べ続けても健康に悪影響が出ない量
○ 中毒症状
グリホサートの毒性は比較的低く、製剤は一般に界面活性剤を含む製品として
販売されていることから、界面活性剤の毒性も考慮する必要がある。
グリホサート 稲 グリホサート グリホサートイソプロピルアミン塩製剤の場合、界面活性剤の消化管刺激・腐
食作用による嘔吐、下痢、腹痛等消化器症状が現れ、数時間から数日後に、腎障
害、肝障害、中枢神経障害、低血圧、肺水腫が現れた例がある。
主たる症状は嘔吐、腹痛、下痢等の胃腸障害、咽頭痛、意識障害である。 グリホサート 除草剤 使い方 グリホサート グリホサート その
ほか、頻脈、徐脈、顔面紅潮、瞳孔異常、筋肉痛など多様な症状が現われること
があるが、これらは界面活性剤による症状もしくはグリホサートと界面活性剤の
相乗作用による症状と考えられている。
〈資料協力: (財)日本中毒情報センター 〉
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui_glyphosate.pdf グリホサート
グリホサートの概要について
○ 用途:除草剤(アミノ酸系)
除草剤として一年生雑草、多年生雑草、雑潅木まで幅広く雑草管理に使用され
る。
グリホサート グリホサート ○ 国内登録状況
・昭和55年に除草剤として農薬登録(グリホサートアンモニウム塩、グリホ
サートイソプロピルアミン塩、グリホサートトリメシウム塩などがある 。)
グリホサート ・毒物及び劇物取締法上の普通物に相当。
・食品衛生法に基づく残留農薬基準が120種以上の作物に設定されている。
・国内流通量は、平成17年度(平成16年10月~平成17年9月)では本
成分を含む農薬製剤の出荷量は液剤が10,687.5キロリットル(農薬要
覧)
○ 海外での登録状況
米国、EU、豪州等各国で登録されている
○ 毒性に関する知見
(1)急性毒性(短期間の摂取で健康に悪影響を及ぼす)
LD50(半数致死量 ;>5,000 mg/kg体重(ラット、マウス) )
ARfD※1(急性参照量 ;動物を用いた試 ) 験では急性毒性が低かったことから、
JMPRでは「設定不要」とされた。
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
(2)慢性毒性(食べ続けると健康に悪影響を及ぼす)
ADI※2(許容一日摂取量 ;1 ㎎/kg 体重/日 )
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
※1;一時的に経口摂取しても健康に悪影響が出ない量
※2;毎日一生食べ続けても健康に悪影響が出ない量
○ 中毒症状
グリホサートの毒性は比較的低く、製剤は一般に界面活性剤を含む製品として
販売されていることから、界面活性剤の毒性も考慮する必要がある。
グリホサートイソプロピルアミン塩製剤の場合、界面活性剤の消化管刺激・腐
食作用による嘔吐、下痢、腹痛等消化器症状が現れ、数時間から数日後に、腎障
害、肝障害、中枢神経障害、低血圧、肺水腫が現れた例がある。
主たる症状は嘔吐、腹痛、下痢等の胃腸障害、咽頭痛、意識障害である。 グリホサート その
ほか、頻脈、徐脈、顔面紅潮、瞳孔異常、筋肉痛など多様な症状が現われること
があるが、これらは界面活性剤による症状もしくはグリホサートと界面活性剤の
相乗作用による症状と考えられている。
グリホサート 〈資料協力: (財)日本中毒情報センター 〉
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui_glyphosate.pdf
グリホサートの概要について
○ 用途:除草剤(アミノ酸系)
除草剤として一年生雑草、多年生雑草、雑潅木まで幅広く雑草管理に使用され
る。
○ 国内登録状況
・昭和55年に除草剤として農薬登録(グリホサートアンモニウム塩、グリホ
サートイソプロピルアミン塩、グリホサートトリメシウム塩などがある 。)
グリホサート 除草剤 使い方 ・毒物及び劇物取締法上の普通物に相当。
・食品衛生法に基づく残留農薬基準が120種以上の作物に設定されている。
グリホサート ・国内流通量は、平成17年度(平成16年10月~平成17年9月)では本
成分を含む農薬製剤の出荷量は液剤が10,687.5キロリットル(農薬要
覧)
○ 海外での登録状況
米国、EU、豪州等各国で登録されている
○ 毒性に関する知見
(1)急性毒性(短期間の摂取で健康に悪影響を及ぼす)
LD50(半数致死量 ;>5,000 mg/kg体重(ラット、マウス) )
ARfD※1(急性参照量 ;動物を用いた試 ) 験では急性毒性が低かったことから、
JMPRでは「設定不要」とされた。
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
(2)慢性毒性(食べ続けると健康に悪影響を及ぼす)
ADI※2(許容一日摂取量 ;1 ㎎/kg 体重/日 )
(FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR) 平成16年)
※1;一時的に経口摂取しても健康に悪影響が出ない量
※2;毎日一生食べ続けても健康に悪影響が出ない量
○ 中毒症状
グリホサートの毒性は比較的低く、製剤は一般に界面活性剤を含む製品として
販売されていることから、界面活性剤の毒性も考慮する必要がある。
グリホサートイソプロピルアミン塩製剤の場合、界面活性剤の消化管刺激・腐
食作用による嘔吐、下痢、腹痛等消化器症状が現れ、数時間から数日後に、腎障
害、肝障害、中枢神経障害、低血圧、肺水腫が現れた例がある。
主たる症状は嘔吐、腹痛、下痢等の胃腸障害、咽頭痛、意識障害である。 グリホサート グリホサート その
ほか、頻脈、徐脈、顔面紅潮、瞳孔異常、筋肉痛など多様な症状が現われること
があるが、これらは界面活性剤による症状もしくはグリホサートと界面活性剤の
相乗作用による症状と考えられている。
グリホサート グリホサート 農林水産省 グリホサート 〈資料協力: (財)日本中毒情報センター 〉
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui_glyphosate.pdf